2010年6月1日火曜日

エッつ、クカバラが!

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● クッカバラ:わらいかわせみ


 衝撃的な記事を今読んでしまった。

25today 2010年6月01日
野生にも押し寄せる過食の波

http://www.25today.com/news/2010/06/post_4555.php
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 肥満クッカバラ、タロンガに保護される
 人間に飼われている犬や猫などの動物が肥満化しているとは獣医が指摘していることで、その肥満化現象は、ペットだけでなく、人間社会の近くに住んで、残飯をあされば手軽に栄養が取れるようになった野生動物にも押し寄せている。

 肥満で飛べなくなった野生のクッカバラ(ワライカワセミ)が、シドニーで保護され、タロンガ動物園の飼育員に減量指導を受け、少しずつ、「飛べる体重」に戻りつつある。
 5月31日、このメスのクッカバラは、飼育員が体重を計ったところ、481gで、目標値よりも20g多いだけとなっていた。
 動物園側の発表では、460gになるまで野生に返すことはできないとしている。
 クッカバラ減量作戦は、5月4日、モスマンの住民が、ローソン公園で食べ過ぎて飛べなくなったクッカバラが犬に追われているのを見つけ、保護したことに始まる。
 住民が付近のタロンガ動物園にクッカバラを持ち込み、動物園側で体重を計ったところ、平均的なクッカバラの体重を
 40%上回
「545g」だった。

 タロンガ動物園野生動物病院看護師のジェンマ・ワトキンソンさんは、
 「クッカバラはたくさん見てきたが、これほど太ったのは見たことがない。鳥は骨が空洞になっているとかというように身体の構造が飛びやすいようになっている。
 フィットした鳥だと胸の竜骨を外から触れて分かるのに、このクッカバラは太りすぎていて竜骨が分からなくなっている」
と語っている。

 鳥は、動物園に引き取られて以来厳密な食事療法と運動で減量に取り組んでおり、ワトキンソンさんは、「クッカバラはリハビリ鳥舎で3週間ほど過ごし、鳥類飼育員の配合した「軽量ダイエット」食を与えられている」と語っており、次回体重測定で460gの線を下回れば、モスマンの元の公園に返す」と語っている。(AAP)


 「ツチノコ?」でこう書いた。

 はじめ見たときは、ヘビかと思った。
 こちらのトカゲは足ががっちりしている。
 だから二本足で超スピードで駆けることができる。
 この生物、その足がない。
 よってヘビと思っても間違いとはいえない。
 とすると、この腹の出具合はなんだろう。
 いくらこの地が「超肥満大国」だといっても、まさか野生のヘビまで肥満ということはなかろう。

 ところが何と、ヘビではなく空飛ぶ鳥が肥満になってしまったという。
 「そんなことがあるだろうか?」
 でもあるのである、ということである。

 鳥というのは「空を飛ぶ」といういかにしても外せない絶対条件がある。
 そのため、体重を何よりも軽くするため仕組みが生態的にできているはずである。
 よって、鳥には肉が少なくあまり食用には適さない。
 ニワトリのように長い間にかけて家禽化されると、体重が増えて飛べなくなる。
 すると肉がつき食用にもなる。
 でも、これ実に長い時間がかかる。
 昨日の野鳥が今日、肥満で飛べなくなるなんてことがあるだろうか。

 

● クッカバラ:わらいかわせみ

 たとえば、残飯をあさる新宿のカラスが太りすぎて飛べなくなるなんて考えられるだろうか。
 たしかに丸々肥えてつやつやし大きくなりはする。
 が、自然的摂理で飛べなくなるほどに食うことはない。
 なぜなら、「もういらない」という満腹感が発生し、警報を鳴らすからである。
 それが、野生の本能というものである。

 なのにそのクッカバラは満足に飛べなくなるほどに食ったらしい。
 本当に食えるもんであろうか。
 飛べなくなったカラスを見たことがあるだろうか。
 重たくなったカラスは見たことがあるが。

 ここで最もイヤシイ鳥に数えられているのが、カラスと双璧を為す「黒トキ」
 日本で噂のトキの親戚。
 アイビスという。
 これだって、あのトキ特有の長いくちばしでゴミバコをあさっている。
 さらにはゴミ廃棄場にまで進出している。
 でもスマートである。


 クロトキ:アイビス
 太っているのは人間だけ。
 いやしさの象徴。
 動物としての生物としての本質が消えている。
 生命体としての警戒警報が鳴らなくなっている。
 それを医学というものでカバーしている。
 人はそれをヒューマニズムという。
 生物体の末期症状。
 欲望と言う低レベルの本能でその日その日を生きている。
 超肥満大国オーストラリア。
 国をあげてダイエットに取り組んでいる。
 でも見通しマックロけ!。
 なんたって、コカコーラとマクドナルドとケンタッキーフライドチキンという、不健康産業グループが手を握ってすべてにわたって横槍を入れてくる。
 それよりも、理性的に歯止めのかからない人間の欲望の方が問題なのだ。

 クッカバラの世界に不健康産業はない。
 なのに、40%というとんでもない肥満が発生したという。
 あきらかに自然生態系が壊れはじめたといっていい。
 人間社会だけの問題ではなくなってきているということのようである。

 恥じらいを失うと、人間は際限なくとこととん落ちていく。
 鳥世界にそれが蔓延しはじめたということか。
 そんなことがあっていいのだろうか。

 鳥が人間よりバカ、だなんてことは到底思えないのだが。





● 花いろいろ