2010年9月1日水曜日

カラウオンを餌付けする ?

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● カラウオン:Pied Currawong:和名マダラフエガラス



 「餌付け」とくればこの街ではなんといってもペリカン。
 さて、次はというと賢いオウムのコカツー(キバタン)。
 わが団地の中にもこの鳥の餌付けをしている家がある。
 その時間になると十羽ほどやってくる。
 3番目というと、?

 エサをまけば鳥はやってくるが、なかなか手のひらからは採ってはくれない。
 が、この街にはいとも簡単に餌付けのできる鳥がいる。
 それが、マグパイ。
 なにしろ近くによっても恐れない。
 何しろガッツキにして雑食。
 何でも食う。
 一週間もすればすぐに餌付けができる。
 でも、誰も餌付けなどしない。
 というのは、カラス一族で嫌われもの。
 「シーッシー」と追い払われる。
 カラスと同じで鳥害の筆頭に挙げられる。
 追っても追ってもやってくるイヤナ鳥。



● マグパイ:Australian Magpie
 
 カラス一族といってもカラスとは無縁で「カー」とは鳴かない。
 分類するとこうなる。

①.カラス   :スズメ目カラス科
②.カラウオン:スズメ目フエガラス科
③.マグパイ :スズメ目カササギフエガラス科



● カラス:Torresian Crow

 でもやっぱり、後ろに「カラス」がつく。
 カラスは真っ黒、カラウオンはシッポと尻に白が残る。
 そしてマグパイは全体の1/4くらいは白。
 ちなみに黒と白が半々になると「ピーウイー:マグパイ-ラーク(ツチスドリ)」という鳥になる。
 ラークとはヒバリであり、「マグパイに似たヒバリのような声で鳴く鳥」ということのようである。
 ただ、この鳥は上の三つのカラスより明確に小さい。 
 また、和名のように土をこねて固め、お椀型の巣をつくる。
 シーズンになると、3,4つはすぐに見つかる。
 この巣はワグテイルの巣に似ている。
 分類的にはドロンゴ系といわれている。





● ピーウイー:Australian Magpie-lark

 「ドロンゴ」はカラスとまったく同じの真っ黒。
 違いはカラスは目の周りが白いが、ドロンゴは赤い。
 尻尾が魚のシッポに似た形をしていて美形。
 スズメ目オウチュウ科ということで「テリオウチュウ(Spangled Drongo:照烏秋)というのが和名になっている。
 これは九官鳥と同じ種になる。

④.ドロンゴ:スズメ目オウチュウ科



● ドロンゴ:Spangled Drongo


 少々能書きが長くなったが、「カラウオン」という鳥は日本ではあまり馴染みのない鳥だと思います。
 マグパイよりも用心深く、そのテリトリーに踏み込みカメラを構えるとすぐに逃げ出すタイプの鳥です。
 先日のこと、民家の横を歩いていたら、このカラウオンが板塀の上に止まっていた。
 近づいても逃げない。
 アレ、なにかおかしい。
 と思ったら、塀の奥で人の気配がした。
 それでもカラウオンは逃げない。
 塀の中の人が手をばしたらしい。
 塀の上に指先が見えた。
 カラウオンがそれをつまんだ。
 カラウオンの餌付けをしているのである。
 この鳥の餌付けというのははじめて見た。
 なをビデオに出てくる屋根の方にいた鳥はマグパイです。

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 確認のために同じ時間に今日も行ってみた。
 やはり餌付けをしていた。

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 カラウオンを餌付けする?
 どうも、イマイチよく分からない。
 餌付けするに価する鳥だろうか。
 目の周りが黄色ならカラウオン、白ならカラス。
 それだけの差しかないように思うのだが。
 もしこれがドロンゴなら、感激して素直に納得できるのだが。

 カラウオンつまり
マダラフエガラスは「カー」とは鳴きません。
 では何となくかというと、ビデオで。
 カーよりも上品に聞こえます。


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[◇]
 今年になってこのカラウオン、異常に勢力を伸ばしている。
 カラスの領域を侵し、人のそばあるいは道路際まで進出している。
 ここのカラスはミナミガラスと呼ばれるが、どうも「カラス戦争」が勃発しているのではないかと思われる。
 心理的にはカーと鳴くカラスよりかは、受け入れやすいが、でもカラスには変わりない。







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