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「一年ぶり」というとこの鳥。
愛称「ウイリー」。
愛称がそのまま鳥の名前になった。
ウイリー・ワグテイル:Willie Wagtail
和名:横振扇ビタキ:ヨコフリオウギビタキ
さほどに愛される鳥。
なにしろキビキビした動作でまつわりつく。
ついつい顔がほころんでしまう。
が、よく考えると、圧倒的にバカにされている、ということ。
別にこの鳥に一年ぶりに出会ったわけではない。
一年ぶりにコヤツの巣に出会ったということである。
昨年は9月24日にこの鳥の巣を見つけている。
今年は9月10日に見つけた。
場所はピッタシ同じところ。
同じところというのは、同じ木の同じ枝の同じ位置で、昨年と同じ巣を作った。
● 2009年9月28日
● 2010年9月14日
ということは、同じツガイが同じ場所に作ったということになる。
土巣鳥はその名のとおり土とおそらく唾液をまぜて泥をつくり、それで作巣するのだと思う。
よって素材が土のために頑強である。
1年くらいは楽に保つ。
ワグテールの方は同じお椀型だが芯は小枝とワラであり、それをカイコのようなマユで覆ってある。
よって、土巣と比べると壊れやすく、使用済みで放棄すると2カ月くらいで消えてしまう。
1個見つかったということは、他にも見つかるはずだと思ってここ一年注意深く観察しているのだが、まるで見当たらない。
ツチスドリの巣はよく見つかるの対して、ちょっと残念である。
よほどうまく隠しているのだろう。
となると、2個目を見つけてみたい、という衝動にかられる。
[◇]
あれ、クリークに猫がいる。
鳥のヒナを狙っているのか。
いまは卵だからいいが、孵化したあとは気をつけないないと。
● 花いろいろ