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イベントウイーク第3弾。
「英語落語」、桂あさ吉。
下は日豪プレスに出ていたご案内の記事。
● 英語落語の会
英語落語でインターネットを検索すると、いろいろな資料を見ることができる。
だいたいは、小話だけとか、通訳つきとかが多い。
その中で全編英語で落語を演じているものもみられる。
桂あさ吉の出し物は「時うどん」。『
時うどん
http://www.youtube.com/watch?v=Vaf0esKLMZg&feature=related
』
協賛しているのがジャパンファンデーション、つまり国際交流基金。
それに領事館。
入場無料だが無料チケットをゲットしないといけない。
そこでインターネットで申し込みをした。
返ってきたのが、このチケットのデータ。
一人一枚あたり必要な枚数をプリントアウトして使用してくださいとのこと。
ただし、マックスは4人までとある。
開演は7時。
その前に軽く「新ばし」でモリソバでも食うか。
お!
「時うどん」なんて落語あったかな。
[今なん時だい。へえ九つで。十、十一、十二---]
だよな。
とするとやっぱり「時ソバ」だよな。
公演は前半、後半の2つある。
まずは前半。
初めはしっとりと横笛。
横笛というのは音が高いから「シットリ」とはいかないのだが。
でも楽器を扱えるだけでもなかなかのも。
落語は小話を挟んで「動物園:Zoo」。
小生、あまりというより、ほとんど英語はダメ。
この地では英語ができなくても生活にまるで不便は無い。
聞いていりゃ何が言いたいくらいは解る。
でも聞いていってまったく解らないのがインド人の英語。
それをこちらの人に言ったら、やはりあれは難しいとの答え。
インド人の英語をのぞけばアジア人の英語はわかりやすい。
ネイテブな英語はまえの音と後ろ音がくっつくて機関銃のように出てくる。
フランス語でいうリエゾンというやつだ。
だから慣れないと単語が読み取れない。
でも日本人英語は実に単語と単語の切れ目がはっきりしていて解りやすい。
英語落語はじつに面白い。
なるほど英語で落語をするとこうなるのかと、納得。
後半の初めの芸は「南京玉スダレ」。
落語の出しものは「モモ太郎」。
英語でいうと「ピーチ・タロー」。
あさ吉はいったいいくつくらいの英語の出し物を持っているのだろうか。
いや、楽しませてもらいました。
ところで写真はというと、2枚のみ。
1つは頭に掲げた会場案内の写真。
1つは下の演台の写真。
別にカメラが壊れて写せなかったわけではない。
司会者がカメラは控えてくださいというアナウンス。
その程度のマナーは心得ている。
よって、公演が始まってから終わるまで、カメラはoff。
さて、公演が終わったら、通常は写真を撮ってもいい時間を設けてくれるのが普通。
見にいくほうはこれも楽しみの一つ。
異国で暮らすものにとって、いい思い出が一つできた、と。
「この間、桂あさ吉が来て、英語落語っていうのやったの、イヤ、面白かった、桂あさ吉ってなかなかの芸人よ!。これがその人」
てな具合。
が、お役所仕事というのはドライ。
公演が終わったのだから、質問表に書き込んで、
サッサと帰れ!
なんともサービス精神のないこと。
隠密剣士の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらい。
あさ吉はカメラを演壇に持ち込んで、
「ハイ、チーズ」
と言って、われわれを高い演壇から写しているのだ。
なのにお客様の方はあさ吉の写真1枚撮ることすら許されない。
ここは共産圏か?
落語って大衆芸能だろう。
皇室御用達ではあるまい。
29日はブリスベンで、4月1日はシドニーであります。 欲しいものはさっさとゲットしたほうが得ですよ!。
『
ローカルニュース&イベント情報 - 2010年3月21日 Web 25today
http://www.25today.com/column/2010/03/syd_233.php
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【SYD】英語で落語-ジャパンファウンデーション - 2010年3月21日
ジャパンファウンデーションは4月1日、シドニー大学内で英語による落語会を開催する。
無料イベントで要予約。
出演は桂あさ吉さん(桂米朝事務所)。
桂あさ吉さんは2000年から英語落語の会を始め、これまでに豪州のほか、北米やアジアの英語圏を中心に海外公演を行っている上方落語界のホープ。
『時うどん』といった古典落語のほか、若手ならではの切り口による創作落語も行う。
メルボルンではメルボルン国際コメディー・フェスティバル(3月25・26日=P75参照)にも参加する。
同会に先立ち、論文「落語と明治時代の法律改正論議」で井上靖賞を受賞したイアン・マッカーサー博士(シドニー大学)による落語の講演会も行われる。
講演は英語で行われ、落語の歴史から、しぐさの解説などについても解説される。
■英語落語の会 Eigo Rakugo -Japanese 'Sit-Down' Comedy Performance in English
出演:桂あさ吉
日時:4月1日(木)6:30PM~8PM
会場:Eastern Avenue Auditorium
住所:Eastern Avenue, University of Sydney, Sydney NSW
料金:無料(要予約)
予約Tel: (02) 8239-0055
予約Email:reception@jpf.org.au
■Rakugo lecture by Dr Ian McArthur
講師:イアン・マッカーサー博士
日時:3月26日(金)6PM~8PM
会場:ジャパンファウンデーション多目的ルーム
住所:Level 1, Chifley Plaza, 2 Chifley Square, Sydney NSW
料金:無料(要予約)
予約Tel: (02) 8239-0055
予約Email:reception@jpf.org.au
』
ところで「落語」を英訳すると、トップの写真のように
「Sit down comedy」
になるのですね。
「落」とは話の「オチ」ではなく、腰を「落とす」すなわち「座り」ということのようです。
ちょっと知識が増えました。
Wikipediaに桂あさ吉のプロフィールが出ていました。
『
桂 あさ吉(かつら あさきち、1970年6月21日 - )
大阪府大阪市港区出身。 本名:藤原 勇(ふじはら いさむ)。
阪南大学卒業後、1993年5月に桂吉朝に入門、一番弟子となる。
吉朝の弟子になったのは元々米朝の弟子になりたいと手紙を送ったが返信で断られたので、米朝の家を調べて会いに行き落語界入りするための渡りを作りそこで米朝から吉朝を紹介されたため。
同年6月、「岡町落語ランド」にて初舞台。
古典落語の他、創作落語、英語落語も手がけ、桂かい枝らとともに、アメリカ、オーストラリア、シンガポールなどでの海外公演多数。
笛、三味線、日本舞踊を得意とする。
1999年 「NHK新人演芸大賞」最優秀賞
DVD [編集]
* 「英語落語 RAKUGO IN ENGLISH」
(「『時うどん/Time-Noodles』桂あさ吉、『花嫁修業/Bridal Training』大島希巳江、『禁酒番屋/The Prohibition』林家いっ平」、2005年8月10日、ビクターエンタテインメント)
』
● 花いろいろ