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● 高橋大輔:新聞報道より
キム・ヨナを楽しみにしているのだが、その前に男子のフィギアがあった。
「男子!」、あまり興味がない。
でも、まあ日本選手が出ているのでとりあえず見てみよう、とテレビをのぞいた。
スケーターは高橋大輔。
出だしは4回転ジャンプで尻もち。
まあ、こんなところだろうな、と思った。
がである。
それからがすごい。
え、日本選手にこんなのがいたの?
といったところ。
テレビの演技にのめりこんでしまった。
すごい、すごい、すごい。
スケートではないのだ。
氷上のダンスなのだ。
スケートを感じさせないのだ。
それも、抜群のレベル。
ウーン、日本選手を見損なっていた。
銅メダル。
尻もちついて銅メダル。
何ともいえない、恐ろしさ。
金メダルはアメリカ。
またこいつがすごい。
フィギアスケートをやるにはバカでかい。
まるで陸上選手。
こちらのアナウンサーが「マッチョ」といっていたが、まったくマッチョなスケーターである。
決してダンサーとはいえない。
が、そのパワーでむんずとフィギアを掴みとり、あとは勝手きままなダンシングスケート。
でも、そのパワーたるや並外れている。
まるで高橋とは好対照。
いろいろな選手がいるもんである。
高橋大輔のユーチューブ。
『
高橋大輔EYE
http://www.youtube.com/watch?v=NdiwZWzchIQ
』
● キム・ヨナ newsisより
キム・ヨナはどうしているかなと思ってまた韓国の新聞サイトをのぞいてみた。
キム・ヨナのほかに、どうも韓国の反日記事というのは病みつきになる。
一度読んだら、次はどんな記事が書いてあるか、楽しみでしかたがない。
麻薬である。
反日を期待してページをくくったら出てきたのがこの記事。
『
2010.02.18 11:19:54 ⓒ 中央日報
【クローズアップ】トヨタ問題を眺める相反する視点(2)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=126339&servcode=300
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ジェフリー・ライカー氏「品質は今もライバルを圧倒…リコール批判は行き過ぎ」
日本トヨタ自動車の大量リコール問題は収まる気配がない。
トヨタは来週、米国下院公聴会でリコール問題について釈明する。
その間、トヨタの品質神話を高く評価してきた専門家らさえも、トヨタ生産方式(TPS)と日本式経営の限界を指摘している局面だ。
しかしTPSに関して米国最高の専門家とされる米ミシガン大産業工学科のジェフリー・ライカーライコ教授(60)は、
「
リコール後に米メディアが提起しているトヨタの品質に対する批判は、真実と相当な距離がある。
」
とし、
「
トヨタは特有の‘トヨティズム(トヨタ精神)’で今回のリコールを招いた問題点を見いだし、速やかに改善しながらより強くなるだろう。
」
と主張した。
今回のインタビューは2度の電子メール交換で行われた。
--大量リコール波紋がまだ広がっている。実際にトヨタ車の品質と安全性に問題が生じたのか。
「
顧客の苦情に対してトヨタにふさわしくない遅い対応をし、大量リコールを招いた面はある。
しかしトヨタ車が他のライバル車に比べて安全でないとは言えない。
昨年の秋、フォードが運転制御装置の異常で800万台をリコールしているし、該当車で550件を超える火災事件が発生したが、米メディアはこれを全く問題にしなかった。
これと比較すると、最近のトヨタのリコール問題に対する批判は度が過ぎるようだ。
」
--今回のリコールは一度ではなく持続的に行われ、800万台を超えた。品質が悪化したのでは。
「
リコールをしたからといって品質が悪化したと解釈することはできない。
トヨタは最近の各種品質指数で他社を圧倒している。
昨年の自動車専門調査会社JDパワーの初期品質指数でトヨタは20部門のうち10部門で1位になった。
製造業ならリコールは避けられない経営行為だ。
」
--リコールの原因についてさまざまな原因と推測が出ている。
「
明らかになったリコールの理由はゴムのフロアマット、加速ペダル、ブレーキシステムのソフトウェア欠陥の3つだ。
マットがフロアに固定されていない場合、加速ペダルを押すということだが、これはトヨタだけでなく他社の車でも起こりうる。
残り2つの欠陥は設計上の問題だ。
トヨタが部品会社に発注した設計の承認はすでに7年前のものだ。
7年間に2つの設計を失敗したとすれば品質管理上それほど悪い数値ではない。
」
--ではトヨタは何が問題なのか。
「
トヨタが消費者の苦情にもっと速やかに対処しなかったという点だ。
これはトヨタが強調する問題点を自ら見いだしてカイゼンするというTPSにも反する。
TPSで最も大きな罪悪は問題点を隠すことだ。
リコール前にトヨタの強みがきちんと作動しなかったというのがもっと大きな問題だ。
」
--欠陥が安全に関する事故につながれば、消費者は不安になるしかない。
「
自動車は極めて複雑な機械なので、使用上で生じるミスを予測したり、問題点を追跡したりするのは難しい。
どの自動車会社も完ぺきではない。
問題はメディアのトヨタ批判が公正でないという点だ。
フォードの中型車であるフュージョンハイブリッドもプリウスと同じブレーキシステムに問題が生じたが、フォードはリコールをしなかったし、メディアもこれに言及しなかった。
」
--協力会社の納品単価を無理に引き下げて品質が悪化したという見解もある。
「
トヨタは競争力向上のために攻撃的にコスト削減に取り組んできた。
韓国の現代・起亜(ヒョンデ・キア)車がしてきたことと同じ方式だ。
トヨタは内部的に生産効率化と品質向上を試み、協力会社に同じ水準を要求しただけだ。
納品価格の引き下げとリコールは別の問題だ。
」
--リコール後のトヨタに対する展望は。
「
危機をチャンスにし、さらに強くなるのがTPSだ。
消費者の信頼を回復するためにはトヨティズムの原論に戻らなければならない。
」
』
何か、社是に反する記事ではないだろうか。
これ、中央日報で許されるのだろうか。
ちょっと、気持ちが悪い。
この記事を書いた記者はクビになるかも。
ちょっとどころかえらく心配。
ちなみに記者の名前は入っていない。
一般的にみても、今回の問題はゆがんでいる。
ビッグスリーの労働組合に対するデトロイトの議員の選挙対策であろう。
針のものを棒にして、「品質」を「完璧」にすり替えている。
でも、これはしかたあるまい。
トヨタはやってはいけないことをやったのだ。
ビッグスリーを崖の下に突き落としたのだ。
自動車産業とはアメリカ産業でもある。
ここまでコケにされれば怒るわな。
トヨタは獅子の尻尾を踏んでしまったのだ。
アメリカ国民の誇りを踏みにじってしまったのだ。
アメリカ人としては感情の捌け口を求めていた。
そのターゲットがトヨタということである。
でも日本人の誰もがこのことを心配していない。
なんとなれば、5,000億円もの予備金をかかえ、今回の対策には2,000億円使うという。
つまり、トヨタの営業利益からの積立金が半分ほどに減るだけのことでしかないのである。
どうひっくり返ったって、トヨタは高品質車であることに変わりはないのである。
それでトヨタの評判が地に落ちるなんてことはまるでありえないのだ。
ハイブリッドにしても電気自動車にしても、最先端を走っていることに変わりはないのである。
ちょっと、回りがやっかんでいるだけなのである。
出るクイが叩かれただけなのである。
日本国民にとって痛みもしないし、腹立たしさもない。
ただ、
「ちょっと、トヨタがやりすぎた」
だけなのである。
アメリカ人が苛立つのも十分に分かるのである。
世界の車で、トヨタは圧倒的に安全なスタンダード車として揺らぎはしないのである。
が、しばらくトヨタは自制したほうがいい。
生産量を750万台から740万台にするといっているが、700万前後くらいに落としたほうがいい。
もう市場制覇など考えないほうがいい。
これからは共存の道を歩むべきだろうと思う。
今回の件はトヨタのおごりから出てきたものだと思う。
本人は悪くないが、そうは回りはとらないということである。
だが、今回の件は将来に多くの問題を残した。
まず、リコールすべきレベルを押し下げてしまった。
品質ではなく完璧を求めるとなると、これ一筋縄ではいかない。
トヨタならクリアできるが、他の会社ではできそうにもないレベルまでリコールの幅を広げてしまったのである(トヨタの将来を見据えた戦略のようにもとれるのだが)。
次にトヨタが生産を自制するということは工場のある国や州の雇用に重大な問題を生じさせることになる。
トヨタはグローバル企業として海外に積極的に出ていった。
とすれば地元の社会問題、政治問題になってくる。
下手するとアメリカはブーメラン効果で首を絞めることにもなりかねない。
さあどうなっていくのだろう。
トヨタはここ2,3年静かになるだろが、回りにはどんな影響が出てくるかであろうか。
トヨタは静かにしている間に、あたかも
「豊国の興廃この一期にあり、社員一丸奮励努力せよ」
とばかり狂気のように先端技術開発とレベルアップに持ち前の力を傾注するだろう。
果たしてその結果としてどんな事態が待ち受けていることになるのだろうか。
叩かれた企業は強くなるというのが一般セオリーである。
気がついたら体力のあるトヨタの「何でもリコール戦略」にうかうかと乗せられ、軒並み、周囲の自動車会社がガタってしまった、ということも考えられるのである。
ジャパンバッシングは「経済バッシング」から、「文化バッシング」へと着実に進行している。 「経済の時代は終わった。これからは文化だ!」
とばかり、日本は経済から文化へとターゲットを変えて世界進出を試みている。 あまりの日本文化の野放し的蔓延に苛立ちを隠せないのがいまの世界だ。
これからどんどん「ニッポン文化バッシング」が過激にレベルアップしていくだろう。
トヨタと同じく「日本のやりすぎ」。
さあ、どうなることやら。
経済戦争の次は「文化戦争」がはじまる。
こいつは厳しいぞ!
そういえば、こんな記事もありました。
『
2010.02.05 11:03:41 ⓒ 中央日報
【社説】トヨタ惨事…指を差されれば潰れる世の中
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=125991&servcode=100§code=110
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トヨタ自動車のリコール事態は鳥肌が立つほど恐ろしい事件だ。
反射利益に浮かれるにはあまりに残忍だ。立場を代えて考えてみよう。
現代・起亜(ヒョンデ・キア)車や三星(サムスン)電子が俎上に載せられていればどうなっただろうか。
欠陥疑惑が底マット-加速ペダル-電子式制御装置に広がる真実ゲームにきちんと対処できるだろうか。
米国の政・官・民の無差別乱打戦にどれだけ耐えられるだろうか。
数千億円にのぼるリコール費用と天文学的規模の‘懲罰的賠償’に耐えられるだろうか。
トヨタ車は230万台という大量の修理用部品を短期間に日本で生産し、米国に空輸し、リコールに対応している。
韓国企業もこうした対処能力を見せられるのだろうか。
トヨタ車の苦難は他人事でない。
トヨタはグローバル生産体制を構築しながらコスト削減に力を注ぐ過程で大規模な惨事を招いたという指摘を受けている。
「部品の共用化」と「部品の現地調達」で品質管理がずさんになったということだ。
こうしたグローバル生産戦略は韓国企業も同じだ。
同じ道を歩んできたのだ。
韓国企業がこうした‘罠’を避けられるという保証はない。
すべてのグローバルメーカーが潜在的に抱いているリスク要因だ。
トヨタのリコール事態はいつ、どこで再発しうる悲劇だ。
世界自動車産業の過剰設備は昨今のことではない。
08年基準で自動車生産能力は8000万台を超えるが、販売台数は6376万台にとどまった。
にもかかわらず中国・インドなど新興開発国は小型車の生産を増やし、過剰設備は累積している。
グローバル経済危機当時、金融を緩めて収拾したため、リストラは進行しなかった。
今後の自動車市場の展望が暗いというのも問題だ。
各国が財政を注ぎ込んだ老朽車買い替え支援プログラムが最終段階に入ったからだ。
自動車企業ははるかに狭い市場をめぐって激しい生存競争を繰り広げるしかない。
トヨタ非難戦には米国の議会・政府、ビッグスリー、自動車労組、メディアまでが加勢した。
ここに世界1位に対する牽制と嫉妬、国民感情が入り乱れていることは否定しがたい。
トヨタ車の公式謝罪の効果は期待できる雰囲気でない。
こうした事態であるほど対処するのは難しい。
むしろ1980年代の日米半導体紛争など以前の貿易報復戦争のほうがはるかに単純だった。
それでもトヨタ車が部品欠陥という弱点をつかまれた以上、米国全体に対抗するのは無理だ。
「指を差されれば死ぬ」という言葉は誇張ではない。
一部の専門家はトヨタ事態を変形した貿易報復として眺めている。
武器の輸出と映画「アバター」と「孔子」をめぐる米中間の葛藤も変形された保護貿易と見なしている。
世界の随所に雷管が散らばっているのだ。
このような時は教科書的な原則に戻るのが被害を減らす近道となる。
販売量が増えるほど欠陥のリスクも高まるだけに品質管理は徹底しなければならない。
消費者の小さな苦情も縮小したり隠そうとするよりも、能動的に対処する必要がある。
それが指を差されず、第2のトヨタ惨事を避ける道だ。
』
● 花いろいろ