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● 一風堂TAO
『
Tao Taiko Group Gaijin Guide
http://www.youtube.com/watch?v=tyAbhtVaZZQ&feature=related
』
昨日、でかまるこからメールをもらった。
『
最近、仕事上飲食業界のニュースを探していたら、おもしろいのみつけた。
「
食とエンターテイメントを融合させた、新しいラーメンレストラン「IPPUDO TAO」が、福岡天神とシンガポールに続き9月1日、銀座にオープン!
」
http://food-stadium.com/headline/001041.html
』
ちょっと、覗いてみる。
『
FOOD STADIUM 2010.09.16
http://food-stadium.com/headline/001041.html
食とエンターテイメントを融合させた、新しいラーメンレストラン「IPPUDO TAO」が、福岡天神とシンガポールに続き9月1日、銀座にオープン!
「博多一風堂」を展開する力の源カンパニーは、食とエンターテイメントを融合させた、新しいラーメンレストラン「IPPUDO TAO」を、福岡天神とシンガポールに続き、9月1日銀座にオープンした。
3号店目となる「IPPUDO TAO TOKYO」を日本の中心である東京・銀座に出店し、「IPPUDO TAO」という新しいパッケージを全世界に展開していくためのフラッグシップショップと位置づけている。
「IPPUDO TAO」は、大分県久住をベースに世界中で活躍する和太鼓集団「TAO」とのコラボレーションによって生まれた、新感覚のエンターテイメント・ラーメンレストランだ。
店舗のコンセプトは、“日本のかっこよさを世界へ”。
“日本のかっこよさ”とは、独特の間合いの良さや動きのきれの良さ、リズムの良さ、連帯感。
この間合いやリズム、連帯が、TAOの音楽の特徴であり、双方のコンセプトが一致したのだという。
兼ねてから「Ramen(ラーメン)」を世界標準語にと志向してきた一風堂が、世界進出を行なうに当たってのパートナーと出会った瞬間であった。
そして、今年4月には福岡市天神に新コンセプトラーメン店「IPPUDO TAO FUKUOKA」、7月にはシンガポールに「IPPUDO TAO SPG」を出店した。
シンガポールでは、日本の職人の働く姿の美しさや日本人の粋の良さ、和を感じさせるモダンな店造りがうけて、大きな話題を呼んでいる。
店内には、TAOのダイナミックな和太鼓演奏の映像が流れる。
メニューは、力強いサウンドにインスパイアされ、“音(サウンド)”が“味(テイスト)”へと変換されている。
大太鼓の音と広がりをイメージした「TAO・黒」(850円)は、黒香油と極太麺が特徴のとんこつ醤油ラーメン。
情熱と締まった切れ味の締め太鼓の音をイメージした「TAO・赤」(850円)は、18時間煮込んだとんこつスープに辛みの効いた味噌をトッピングし、アクセントに香油をプラスしたうま辛とんこつラーメン。
辛さは、5段階から選べる。また、スタンダードメニューである、極細とんこつラーメンの「一風堂・白」(750 円)も取り揃える。
博多細麺の替玉は150円で用意。定番商品のカリッと焼いたオリジナルの「ひとくち餃子」(420円、ハーフ220円)も、楽しめる。
今後、「IPPUDO TAO」は、アジアでは韓国や中国に、ヨーロッパではアムステルダムやロンドンなどへの展開を考えている。
目標は、5年後までに12~13カ国で30~50店舗の出店。
「Ramen(ラーメン)」を世界標準語に。
今回の東京・銀座への出店は、世界進出を見据える一風堂にとって、大きな足がかりとなることだろう。
』
なんとも、なんとも。
ならと思い「IPPUDO TAO」で検索してみた。
これ、あるのです。
『
TAO 一風堂
http://www.ippudo.com/tao/
● 2010.09.01 銀座に「IPPUDO TAO TOKYO」をオープンしました。
日本のかっこよさ、世界へ。
博多一風堂 Collection.TAO いよいよ始動!
食を通じて世界中に笑顔とありがとうを伝えたいとい願う一風堂。
久住に拠点に和太鼓を通じて世界中にジャパネーズ・スピリットを届けたいと日々、鍛錬に励むTAO。
食とエンターテイメントという異なる土俵ながら、世界中にジャパニーズ・スピリットを伝えていきたいと願う想いはひとつ。
「日本のかっこよさ、世界へ。」
を、キャッチフレーズに「元気」「活気」「笑顔」で日本人の誇りを、働く姿の美しさを、かっこよさを、世界中に伝えていきたいと想います。
メニュー
● TAO・黒
一風堂自慢のとんこつスープにドカンと醤油ダレ。
食べ進むと醤油の風味が広がるとんこつ醤油ラーメン。ピリッと引き締まる黒香油に麺はスープのインパクトに負けないもっちもち極太麺。TAOの力強さ、躍動感を表現したラーメンです。
● TAO・赤
18時間煮込んだ自慢のとんこつスープに一風堂の辛か味噌をアレンジした味噌をトッピング。
アクセントに香油をプラスしたうま辛とんこつラーメンのTAO・赤。TAOの情熱を表現した一品です。(辛さは普通の他、一辛から五辛まで選べます)
● TAO・白
博多もんがこよなく愛する極細麺ラーメン。
一風堂・白は博多ラーメンの原点に返ったとんこつラーメン。シコシコの細麺に絡むスープは豚骨の深い旨みを主張しています。
』
過る若き頃、「一風堂」といえば、渋谷のデイスカウントショップに決まっていた。
金欠の日々、ここにいって昨今の世の動きに取り残されないように探ったものである。
それからしばらくして、一風堂はロックバンドになった。
そして、今はラーメン屋さん。
あるサイトにこうあった。
『
一風堂
http://www.nakata-jp.org/music/ippu-do.html
今、一風堂と言うとラーメン屋を指すようですが、 昔、一風堂と言えば、一にバンド、二に渋谷のディスカウントストアでした。
今でも、私にとってはそうです。
』
Wikipediaでみてみよう。
『
一風堂(いっぷうどう)
* 渋谷にあるディスカウントストアの店名。
http://www.shibuya.info/S82062.html
* 土屋昌巳、見岳章らによって結成されたニュー・ウェイヴ系ロックバンド。
「すみれ September Love」のヒットで知られる。
グループ名は、上記のディスカウントストアの店名から取られたものだと言われる。
一風堂 (バンド)を参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E9%A2%A8%E5%A0%82_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)
* 福岡県福岡市に本店がある博多ラーメン店の名称、博多一風堂。
京浜・京阪地区を中心に全国展開している。
http://www.ippudo.com/historical-fact/history.html
』
「一風堂とは福岡県福岡市に本店がある博多ラーメン店の名称。一風堂が産声を上げたのは1985年10月16日。」
「一風堂(いっぷうどう)は日本のロックバンド。 1979年 バンド結成。バンド名は渋谷のディスカウント・ストアの名から名付けられた。」
ちなみに、「渋谷一風堂」がいつできたか調べてみたが分からないが、バンドがその名前を採ったということは、1979年以前になるということになる。
ということは、渋谷一風堂、バンド一風堂、博多一風堂となり、やはり渋谷が一番古い。
「元祖一風堂」は渋谷の安売り店である。
元祖争いはどうでもいい。
ラーメン屋に戻ろう。
日本のかっこよさ、世界へ。
これに似たキャッチフレーズ、聞いたことありません?
そう、「クール・ジャパン」です。
「かっこいい」とは「cool」と訳されます。
クール・ジャパンといえば、アニメにコスプレが定番。
私も連れションでクールジャパンを書いたことがある。
が、寂しいかなアニメとコスプレの知識がまるで乏しかった。
そこで取り上げたのが、ここに演奏にきた「TAO」と、繰返し繰返し再放送される「アイアンシェフ」。
クール・ジャパンにTAOとアイアンシェフは場違いかもしれないが。
この「色々あって」でもTAOとアイアンシェフを書いているが、これはその時の延長線上にあたる。
この時期、ラーメン屋一風堂は開きなおって「クール・ジャパン」とはせずに、「日本のかっこよさ」ともろ日本語そのままで押してきた。
なかなか、やりおる。
たしかに、TAOはカッコいい。
「なにー、TAOがくる、それいけ!」
と、チケットを買いに走る身。
で、ラーメンは?
実を言うと私は一風堂ラーメンなるものは過去に一度も食べたことがないのです。
アイアンシェフではスシを取り上げたが、この稿はラーメンである。
それも、TAO風ラーメン。
でも、これなんだかサッパリ分からない。
ラーメンと和太鼓がどうつながるのであろう。
わかっているのは「和太鼓TAO」という切り口をもって、一風堂ラーメンが世界に進出する野望をいだいていることだ。
● IPPUDO TAO SINGAPORE
207 River Valley Road #0-55/56
UE Square Singapore 238275
Mon-thurs:11am to 3pm / 5pm to 12am
Fri-Sat:11am to 3pm / 5pm to 2am
Sun:11am to 11pm
● IPPUDO TAO TOKYO
ニューヨークに進出した一風堂がえらく人気がいいようである。
『
All About アーカイブス
http://allabout.co.jp/gm/gc/67088/
』
『
『一風堂』の英語版公式ウェブサイト
http://www.ippudo.comy/
』
そばもうどんもラーメンも「ヌードル」である。
もし分けるなら「Soba Noodle」であり「Udon Noodle」である。
ラーメンとは「日本風中華ソバ」である。
でも「ジャパニーズ・チャイニーズ・ヌードル」とは言わない。
中華料理にラーメンなるものはない。
ヌードルは中華料理のみならず、マレーシア、タイ、ベトナムとアジアのあちこちにある。
お手軽「カップヌードル」を除けば、ヌードルはいまいち人気がない。
なぜか?
それは、
「音をたてて食べる」
という食べ方が敬遠されるからである。
日本の食事作法は、食事中はおしゃべりしてはいけないが、食べるときに音を立てもいい。
くちゃくちゃ口を開けて食べてはいけないが、口の中に入るまではおいしそうに音を立てて食べるのが料理を作った料理人ヘのマナー。
西欧式だと、食事中はおしゃべりしてもいいいが、音を立てて食事してはいけない、と全く逆になる。
ナイフ・フォークが激しくお皿にあたったり、スープを飲むときいかにスプーンから器用に無音で飲むかが食事のエチケットとされる。
しかし、ヌードルのもてる悲しみか、食べるときは「ズルズル」という音がどうしても出てしまう。
それが嫌われる。
ちょうど、スシの「ブラックペーパー:のり」と同じタブーである。
映画「ブラックレイン」ではニューヨーク警察の刑事が高倉健の自宅に招かれたが、そのときの食事が「そうめん」であった。
高倉健の家族が盛大にズルズルと素麺をすする音を、いかにもエチケット知らずの野蛮人風がやりそうなことだということを強調するかのように大げさに撮影していた。
『ブラックレイン 予告編
http://www.youtube.com/watch?v=x25dMvrH6iI
』
海苔のタブーがいつの間にか消えたように、音のタブーが消えないことには、ラーメンはなかなか浸透しないだろう。
ただ、カップヌードルがヌードル食事の先達をしたとすれば、ラーメンは広く普及する要素を含んでいる。
とすれば、できるかぎり音を抑えて食べる方法が生み出されてくるであろう。
ナニ!、音をたてずにソバを食えだと!、ソバがマズくなる!
でも、酢飯を普通ご飯にしたことによって「世界ズシ」になったように、なにかの工夫がないと「世界ラーメン」にはならないのではないだろうか。
その工夫とは何か?
きっと簡単なことではないかと思うのだが。
たとえば「箸」に工夫をするとか。
ヌードルを旧来タイプの箸で食べている間は限界があるかもしれない。
といっても、昨今はこちらさんも器用に箸をつかうようになったが。
あるいはスシが生魚をやめて、地元人の好みにあわさて変化できるシステムに変わることによって市民権を得たように。
日本のものをそのまま持ち込んでもなかなかグローバルにはならない。
「日本の文化」「日本の伝統」という壁を乗り越えないといけない。
TAOがあれだけ発展できたのは、日本の和太鼓のしがらみから抜け出す発想があったからだ。
和太鼓「和風」であるかぎり、エキゾチックで終わってしまう。
ラーメンが「日本風中華ソバ」であるかぎり、世界ラーメンにはなれない。
さて、ゴールドコーストに「ヌードル戦争」が勃発することがあるだろうか。
(注:先に述べたように一風堂ラーメンというのを食べた経験がないので、料理についての意見を述べられません。)
[◇]
日本食品店に寄ってみた。
と、こんなものがあった。
パック式の生の「ラーメンヌードル」と「ソバヌードル」である。
ソバについては、生にすると延びてしまうので乾麺しかないと思っていたら、生麺で出ていた。
いくらパックといったって水分を含むと延びてしまうのではないだろうか、日本そばは。
裏を見てみる。
soba noodle の説明をを拡大してみる。
「traditional cold soba noodles」とあるのは本来の食べ方。
その下にあるのが「世界不思議発見」
「yaki soba noodles (sarves 2)」とある。
つまりこんな食べ方もできますということであるが、焼きソバといえば中華麺がベースである。
日本そばを焼きソバにするなどというのは、これまで聞いたことがない。
「焼きうどん」というのがある。
好きでよく食べている。
おそらく伝統的なウドンの食べ方にはないだろう。
「讃岐焼きうどん」なんて聞いたことはない。
もしかしたらあるのかもしれないが。
なら、そばだって食べることもできるはずだ、ということである。
日本人の味覚だけで判断するな、ということ。
日本そばが世界化するには、伝統的なものにしがみついていてはダメということである。
常に新しいチャレンジが必要ということなのであろう。
考え方の基本は寿司と同じということであろう。
でも、日本そばって世界化する素地を持っているだろうか。
ちょっと疑問なのだが。
ラーメンだが「ramen noodle」と表示されている。
ラーメンは中華にはない。
ということは、ラーメンという日本語がそのまま名詞になったということであろう。
「sushi」が世界言語になったように、「ramen」もそうなる可能性を秘めている。
ようくこの麺を見てみると、うどんのように白い。
一見、細うどん麺に見える。
タイレストランやベトナム料理店などに行きヌードルを頼むと、「ライスヌードル」にするか「エッグヌードル」にするか聞かれる。
ライスヌードルはつなぎにお米を使い、エッグヌードルは卵を使う。
よってライスヌードルは白く、エッグヌードルはやや黄色い。
ということは、このラーメンヌードルはお米つなぎということであろうか。
ちなみに、これ「プロダクト・オブ・ジャパン」で、日本からの輸出品である。
英文表示であり、ターゲットは「世界のみなさん」である。
お値段はというと、1ドル30セント。
日本円だと100円から105円くらいになる。
(注)
Wikipedia より。
『
ラーメンは、汁(スープ)に茹でた中華麺を入れた日本の料理。
漢字表記は拉麺あるいは老麺・柳麺、別名は中華そばあるいは支那そばなど。
ラーメンは中国の料理を起源として、日本の中華料理で発展してきたとされる。
長い歴史の中で、現在の日本のラーメンは中国に元々あった拉麺の麺料理文化とは異なる日本独特の食文化に進化を遂げており、中国・台湾など東アジア圏では日本拉面、日式拉麺と呼ばれている。
』
● 花いろいろ