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● ハーフマラソンのゼッケン
● ゼッケンの裏
いよいよ迫り来たりました、
ゴールドコースト・エアポート・マラソン(GCマラソン)。
明日は10kmレース。
明後日の日曜日はハーフマラソンとフルマラソン。
今日、ゼッケンとランニング・チップをもらってきました。
場所はブロードビーチのコンベンション・センター。
ピアノのお稽古ズックのようなものに入っていたのは、本当にゼッケン番号と、それにホチキス止めされた小さなビニール袋に入っていたチップのみ。 昔はよかった。
こんなせこいバッグではなく、ちゃんとチャックのついたバッグであった。
よって、終わって後も使えた。
スポンサーがいろいろいて、そこにはチョコレートや飴などが入っていたのだが。
ここも不景気なのだろう。
● ランニング・チップ
上はネット・タイムを計るマイクロチップ。
灰色の4つ丸形が穴で、ここに靴紐を通して固定する。
スタートの開始から終了まで参加者が多いと数分かかる。
これでは後ろに並んだ人が不利になる。
ために、スタートラインとゴールラインを通過するときに作動する時計チップが配られ、公平を期していると同時に個人の正しいタイムが計測できるようになっている。
これをネットタイムという。
優勝者から3位までは電光表示時間でカウントされるが、年齢性別のカテゴリー優勝者等はこのネットタイムで決められる。
以前はタイム発表に2,3日かかったが、昨今ではこのチップの威力で翌日の月曜日には新聞にすべての参加者のタイムが掲載される。
2,3年前のチップは下の絵のようの厚みのある円形のプラスチック製であった。
昨今のはボードタイプで下のようにシューズに取り付ける。
こちらはセコクなったのではなく、技術が進歩したためであろう。
ちなみに、なくすと「25ドル」の弁償をしないといけない。
● チップをつけたクツベー
さてそのコンベンション・センターだが。
「スポーツ & レジャー エクスポ」が開かれていた。
● 「日豪プレス」より
写真のゲートをくぐるとエクスポ会場。
まず左手にゼッケンをもらうカウンターがある。
ゲートの奥に白く映っているのがそのセクション(Registrations)。
このカウンターの係りが面白い。
エッツと驚いたのだが、半分ほどが日本人なのである。
私の場合は、こちらのおばあちゃんであったが。
ボランテイアである。
その後ろに若い日本人の青年がいてチェックしている。
というのは、日本語の名前だと間違いやすいからである。
最近、成田からここゴールドコースト・エアポートに直行便が就航したので、東京方面からのマラソン参加者が多くなるであろうと思われている。
関西空港からの便が入っているが、やはり首都圏のマラソン人口は巨大である。
日本の第二の都市は、現在、大阪ではなく横浜である。
大阪と横浜をほぼ同等の人口と考えると、それに東京という大都市がそっくりそのまま上乗せされれば、そのランニング人口はバビューンと跳ね上がる。
それに「サービスなし」をうたい文句のジェトスターという格安飛行機である。
GCマラソンの初期のスポンサーはJALであった。
が、世の移り変わりについていけず殿様商法に胡坐をかいて没落していった。
ちょうど、いまの百貨店みたいなもの。
これも早晩、消えていく。
西武の堤清がデパートから撤退するときの予言が当たってしまった。
百貨店は販売をやめて、PARCOのような一等地の床貸業に徹しないとやっていけなくなる、と。
日本は老人時代に入り、健康マラソンが静かなブーム。
東京マラソンはくじ引きで、よほどの運にめぐまれないと参加できないという。
お正月のテレビで箱根駅伝に勝てるテレビ番組はない。
そういう参加者の増大を見越して日本人が多数配置されているのであろう。
日本人の苗字はいろいろあるからいいが、もし中国人や韓国人が大挙やってくるようになったら、名前の数が少ないのでチェックが大変になるだろうな、などとどうでもいいことをちらりと思ったりした。
ここでゼッケンとチップを貰い、次に進む。
貰ったからといって安心して帰ってはいけない。
「登録」という作業が残っている。
どうやるかというと、チップを置くとセンサーがコードを読み込み、そのコードに登録されている名前等を呼び出してきてスクリーンに表示するのである。
その内容が正しければ「OK」を出す。
これによって、チップが正式に登録されたことになる。
この登録機は4台あって、そのうちの2台は日本人が操作している。
よって、日本語ですべてが通じるようになっている。
さていよいよエクスポ会場に足を踏み入れる。
さまざまなスポーツ関係のブースが立ち並ぶ。
下はイベント会場(stage)。
でも時間が合わなかったので、何もやっていなかった。
マラソンゴールの雰囲気を出すためのゲートがしつらえてあった。
このゲートの中に立つとあたかも42.195kmを走ってきたかのような写真が撮れるわけである。
右横の青年はいらない人。
美人のオネエサンがこのゴールに入ってくれればついでに写真を撮らせてもらうことにしたのだが。
まるで反応なし。
残念至極であった。
さて、このエクスポのスポンサーは「アシックス」
そのステージでは。
この小ステージの前にあるのが、アシックスのセールスブース。
そこで靴下を2足買った。
2足で10ドル。
為替レートだと800円くらい。
ということは1足400円。
本番はこれで走ろうかと思っている。
靴はニューバランス。
靴下はアシックス。
ちょっとメーカーが合わないが。
パンツとシャツはベスト・アンド・レス(Best and Less)。
知らない?
ここの衣料安売り店の名称。
大きなショッピングセンターなら必ず入っている。
パンツは普通の作業用の短パン。
なぜこれを使うかというと、ポケットがたくさんついているから。
エチケットにはうるさく、いつもハンカチとテッシュを持ち歩いている?。
さらに練習では、免許証と車のキーを持って走らないといけない。
よって、数多くのポケットが絶対に必要。
足元はワールドブランド品。
肝心の衣料は普通の日常品の超安物。
だいたいここのランナーの恰好なんてそんなものである。
日本人はスタイルから入るが、ここではいかにお手軽に参加できるかが鍵になる。
ちょっと天気が悪い。
今夜は雨だろう。
明日の朝はどうだろうか。
10kmレースが行われるが雨ではかわいそう。
晴れる見込みだとは予報は言っているが。
ちょっと難しそう。
なら、明後日の日曜日は。
これは、まちがいなく「晴れ」だという。
● 花いろいろ