2010年5月7日金曜日

ツチノコ? (2) :動画videoを

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● Australian Tuchinoko :オーストラリアン・ツチノコ?


 オーストラリアのトカゲというとなんと言っても
 「エリマキトカゲ
が有名です。
 You Tube にいろいろ載っています。


Freaky Lizaed
http://www.youtube.com/watch?v=XAo09yYOpCU&feature=fvw

懐かしいCM 三菱ミラージュ エリマキトカゲ篇
http://www.youtube.com/watch?v=UmpVtg2d2Iw


 ところで、我が家から5分ほどのところにクリークがあります。
 その周辺を散歩するのが、隠居の日課になっている。
 そこで、よく会うのがトカゲ。
 といっても日本のトカゲのようなチビではない。
 体長数十センチからときに延ばすと1メートルにはならんかというデカブツ。
 数種類いるが、名前については調べたことがないのでわからない。
 そのいくつかを。







 時にアタマをあげて、数メートルほどのクリークをくねくねと泳いで対岸に渡っていく。
 なかなか器用である。
 出会いが激しいので無視ということでもいいのだが、でもついついカメラを向けてしまう。
 ため、写真が山のように溜まってきている。
 


 非常に大様で近づいても逃げない。
 が、テリトリーに入り込むと実に俊敏に動く。
 時に二本足で走る。
 四本足より速い。
 これはなかなか撮れない。

video
● あちこちにいるトカゲ



 さて、稿頭あるいは下に載せた写真は、読んでおわかりのように、
 「Australian Tuchinoko:オーストラリアン・ツチノコ」。
 正確に言うと、
 「Eastern Blue-Tongue:ヒガシ・アオジタ・トカゲ」である。
 つまり、ツチノコと間違えられている
 「東青舌トカゲ
である。




 はじめ見たときは、ヘビかと思った。
 こちらのトカゲは足ががっちりしている。
 だから二本足で超スピードで駆けることができる。
 この生物、その足がない。
 よってヘビと思っても間違いとはいえない。
 とすると、この腹の出具合はなんだろう。
 いくらこの地が「超肥満大国」だといっても、まさか野生のヘビまで肥満ということはなかろう。
 それにトカゲは先にみたように皮膚がゴワゴワで極小ワニのような感じである。
 それに対してこちらはツルツルのいわゆる「ヘビ皮」である。

 ここはヘビが少ない。
 十数年住んでいるがヘビを見たのは数回だけ。
 こちらの人はヘビを見たら「毒蛇と思え」といった感じで、ヘビを嫌がり、怖れる。
 日本はヘビが多い。
 毒ヘビといえばマムシくらい。
 ヤマカガシというヘビがいる。
 ちいさいころ、その子どもを獲りにいったことがある。
 後日、毒ヘビだと聞かされが、子どものヘビなら噛まれてもせいぜい腫れる程度の毒だろうと思っていた。
 ここの人、トカゲについては「毒トカゲ」とは言わない。
 毒ヘビがいるのなら、毒トカゲがいてても不思議はないはずだ。
 おそらく、慣れだけのことだと思える。
 気持ち悪いことは確かだが。
 足で動くという点からみると、間違いなくトカゲの方がわかりやすいことは事実である。
 
 この肥満ヘビをジットみていたら、引っ張ったらスッポリちぎれそうな、何んともやせ細った後足がついていた。
 ということはヘビではない、トカゲである。
 なら前足はというと、首横あたりにちょびっとある。
 でもこの足、あまりに小さいので横から見ると前足はないのでは、という具合に見える。
 大きなトカゲで舌を出すのはここではみたことないが、このトカゲはヘビのようにチョロリと出す。
 まさにヘビの仕草とまったく同様である。
 が、前稿の「もどき」のアオジタのように口の中と舌が青いという印象はない。
 トカゲの口の中の色はいろいろのようで、フトアゴヒゲトカゲの場合は真黄色である。
 真青色と真黄色、ここのトカゲの体内色使いはちょっと解せない。
 
 このヘビのようなトカゲ、まったく動作が鈍い。
 トカゲのような俊敏さなければ、ヘビのような鋭敏さもない。
 ズルズルとなんとも大儀に動く。
 よくこれで弱肉強食の世を渡っていかれかと、クビをかしげてしまう。


 ところでこのトカゲ、何処にいるかというと、なんと
 我が家にいる

のです。
 「ツチノコは飼育が簡単」なので我が家でも飼っています、といいたいが。
 家の外で。
 言い換えると、勝手に外で寝泊りしているだけ。
 残念なことに犬でもネコでも鳥でも金魚でも、生き物は飼わない主義なのである。
 はじめて見たときはテラスで日向ぼっこしていました。
 おっと、
 「こいつはナンダ!」
と、あわてて二階にカメラを取りにいって戻ってきたらいませんでした。
 おそらく、この近くにいるはずと思い、テラスに敷いてあった青いスノコをあげてみたら、案の定、怠惰にもくつろいでいた。

   はじめての出会いなので、ちょっと手を出すのはためらわれた。
 カメラをジーとむけてもモドキのような威嚇はしない。
 チョロリと舌を出しただけ。
 まるで迫力なし。
 後でサイトを見ていたら、なんと家の中で、それも容器の中ではなく、部屋の中で飼っている人もいる。
 掴まえてもどうということもないらしい。
 でも、このときはちょっと手を出しかねた。


● 部屋のなかからテラスを見たところ

 テラスの上には庇が出ていて雨避けになっている。
 スノコの下には芝生の刈り草が吹き込まれて堆積していており、いいマットレスを作ってくれている。
 そういえば、このスノコの下は掃除していない。
 そこに住み着いたのがオーストラリア・ツチノコというわけである。  この怠惰なトカゲにとって、まさにこのスノコの下は恰好の寝グラというわけである。
 外にネドコを提供するくらいは主義に反しない。
 エサをとりに行って時々は、泊まっていくといったところだろうか。


 さて、いよいよおまちかね期待の
 「ツチノコのビデオ
です。

video
● ツチノコのビデオ

 ネー、おわかりでしょう。
 なんとも散漫なこの動き。
 どうみたって、ヘビやトカゲの動きではない。
 みていると判るが、後脚はただ添えているだけ。
 力がかかっていない。
 前足だけで体を進めている。
 がこの前足が小さいため、ズルズルといった感じでどうにかこうにか体を引っ張っている風。
 なぜかくも後足が退化したのか?
 ここのトカゲは一方では2本足走行が可能なほどに進化したのに、他方ではとどめもなく退化している。
 これはトカゲ進化の7不思議の一つにもなりそうである。

 接写を望遠で撮ってしまったため、非常にピントのずれたビデオですが、もう少しその動きをどうぞ。

video
video
● Eastern Blue-Tongue

 我が家に住まいしているということは、おそらくこの街のあちこちの軒先を借りて、オーストラリア・ツチノコは生活しているのではないでしょうか。

 例えば冷蔵庫の下にいたツチノコのお話をサイトから抜粋で。
 詳しくは本文へジャンプしてください。


オーストラリアのツチノコ?( 2009.04.16)
http://blog.opalkaz.com/?eid=316436
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 長く降り続いた雨がようやく上がり久しぶりの青空だったので、窓やドアを開けたまま、洗たく、掃除などを午前中かけてして、お昼ごはんも食べてやれやれ。
 お茶ホットコーヒーでも飲もうとキッチンへ行くと床に大きなシミ。
 あれ?
 窓を開けていたので鳥が入ってきてフンでもしたのかな?
 あまり気にもせず軽く拭いてのんびりしていたら、今度はシャカシャカシャカ!っと妙な音。。。
 オカシイ。。。
 何かいる?。。。
 冷蔵庫の裏に??。。。
 しゃがみこんで覗くと。。。
 何かと目があった。。。
 何?。。。
 あれ?。。。
 ギャーァーーッッ!!!


● 捕獲したアオジタトカゲ



 そのほかサイトをあげておきます。

ツチノコ?! - 私は失語症です(2009.11.28)
http://blog.goo.ne.jp/sue2225/e/238767811ab932c57c2ce3ff1228b7fb

トラの日記 オーストラ旅行記(2010.02.22)
http://blog.goo.ne.jp/aotukitora/e/0f062f66573ad8afc860f98c0891f003


 もしかしたらこれ、天地創造のとき、
 「飼育用に創られたトカゲ」
なのかもしれません。

 「地にはツチノコ、海にはウミネコ」



【おわり】




[◇]
 実吉達郎著『おもしろすぎる動物記』より。


■オオトカゲは足が一本もない子孫を残した

 オオトカゲは単に大きなトカゲというだけではない。
 大きさだけをいうならば、オーストラリアには25~45センチしかないオオトカゲもいて、そのくらいの大きさの「ふつうのトカゲ」にもたくさんいる。
 オオトカゲの尾はふつうのトカゲの尾のように自切も再生もしない。
 腹面のウロコが縦長の方形に近く板状に並んでいるとか、舌は二股に分かれているとか、などの特徴があって、トカゲ、イグアナ、エリマキトカゲ、ヤモリなどと区別される。
 もっとも舌が二股に分かれているものはドクトカゲやアシナシトカゲにもあり、これらをオオトカゲ類(モニター群)と並べて裂舌下目という分類上の位置が与えられている。



 オオトカゲ類にはこの裂舌-二股にわかれた舌を子孫のヘビ類に伝えたのである。
 オオトカゲの中のあるものが、おそらく恐竜時代に体が細くなり、後足が退化して、たぶん前足だけしかないアホロテトカゲのような変なトカゲになった。
 生態も地上を這い、ひそみに隠れ、地下または半地下生活をするものもあるようになり、やがて前足も失って、アシナシトカゲのような形に特化した。
 アシナシトカゲにはまだマブタがあって眼をつぶったり開けたりでき、耳孔もあるが、のちにそれも失って嗅覚が発達し、目はコンタクトレンズをはめたような固定眼となった。
 ヘビはここに誕生した。
 四股のある私たちからみると「不自由」にみえるヘビの体形は、実は大成功で、これによりヘビ類は大きさも生態も千態万様に展開していったのである。



 これを読んでみると、どうもアオジタトカゲの足の退化はヘビへの進化の過程であるようである。
 が、なぜ足が退化しはじめたのかは分かっていない
 足が退化するということは、捕食が難しくなるということになる。
 よって、この進化過程は相当に有力は根拠が必要になる。
 足が退化して、ノロノロとと動くようになり、それによって、あのゴツゴツしたトカゲの皮膚は動きやすいヘビ皮へと変化していったのであろう。
 動きが鈍くなると、行動範囲がせばまり、隠れ生活となり、ということは定住化が促進されていくということになる。
 祖先のトカゲと進化したヘビは運動量が豊富だが、中間にあたるアオジタは人間の住まいに近より、そこに居を得て、人間の出す残飯を得ることになったのかもしれない。



[◇]
 暮になったので、スノコを上げて大掃除をした。
 枯れ芝マットもきれいに片付けた。
 その翌日、庭にツチノコがいた。
 でも、小さい版。
 ツチノコに子どもが生まれたようだ。
 棲家を失ってウロウロしていたみたいである。
 あわててカメラをとりにいき、戻ってきたら消えていた。
 しばらくはこのスノコの下も使えないだろう。
 枯れ芝が吹きこんで堆積してマットが作れるようになるまでは。





● 花いろいろ